【ブックレビュー】社員ゼロ! 会社は「1人」で経営しなさい

さて、今年3冊目のブックレビューです。

今回は会社設立、起業に関しての本を読もうと思ってたところで、見つけた本になります。

読もうと思ったきっかけ

私は独立、起業に関して強い思いれはありませんが、自分の会社を立ち上げたいと思ってはいます。

世の中の仕組みを変えて何かを残したいと思っていることはないですが、サラリーマンとして一生を終えようとも思っていないからです。

サラリーマンでありつつも、自分の会社を経営し、人生に選択肢を持っていきたい。

依存すると何かを我慢しなければいけない状況に来ますので、それを回避できる、やめることができる状況を作りたいってのが思いですね。

なので、自分の会社は作りたい。

そんな思いもあるので、会社を立ち上げの本を探していたところ、あまりパッとする本が見つからなかったんですが、

こちらの本が40回近く増刷されていたので、きっと面白い本なんだろうと思い、読んでみることにしました。

ターゲットとなる読者

自分で会社を経営している方、しようと思っている方が読者ターゲットでしょう。

  • すでに独立起業しており、事業規模の拡大に踏み出せない方
  • 漠然とだが起業を考えている方
  • 経営者だが、先行きに不安を感じている方

そもそも、自分の事業スタイルに不安が無い方や、上場目指して経営している方など、方向性が決まっている方は読む必要はないです。きっと時間のムダで終わります。

本のサマリー

本書の構成

  • 第1章:これからの日本経済と会社について
  • 第2章:会社を大きくしてはいけない
  • 第3章:1人会社のお金について考える
  • 第4章:1人会社の時間の使い方
  • 第5章:1人会社をずっと継続させるためには

となってます。

第1章にて日本の人口減少に伴う市場規模の縮小、今後の世の中の動向が不安定である中で、会社は拡大を前提としてはリスクであること、そのためには1人で経営できるほどの会社を運営すべきであるとしています。

第2章では、1人経営のメリットを上げており、第3、4章にて1人経営でのお金と時間の使い方を説明して、第5章にてそのまとめ、という構成です。

特に規模拡大のデメリットを強く主張していますね。

「「縮小する」というのは、言うほど簡単なことではありません。拡大していくよりも縮小していくことのほうがよっぽど難しいのです。(中略) しかし、中途半端に大きくすると、経済や市場の縮小に合わせて小さくしていくのは大変なのです」

人を雇った後、オフィスを構えた後、新しくサービスを利用し始めた後、などなど、

固定費を増加させると、それが前提となり、足かせになっていく、とのことです。

1人であれば軌道修正もでき、そもそもの収益性も高く、大きな売上がなくても収益が獲得できる。

目安となる売上/投資/利益

目安となる数値を出しているのは参考になりました。

1人経営での基礎数字

「粗利を役員報酬:4、経費:4、利益:2に配分すること」

例えば、粗利が2,000万であれば、

役員報酬は800万として、

経費は800万まで使ってOKとして、

利益として400万残す

ということになります。

ここから必要な売上を求めるには、粗利率を70%とすると3,000万が必要な売上です。

投資家目線でどうあるべきか?を実体験で出された数値ですので、

この辺りは起業したて、これからの人には参考になります。

ハウツー的な記載は少ない

Howto的な記載は少ないです。

  • 1人でどのように事業を作っていけばいいのか?
  • 1人で経営するためには、何をして、何をすべきではないのか?
  • 1人というけど、社外とのリレーションは、どうしていくの?
  • 会社の設立方法は?

などなど、ハウツー的なところはありません。

全体的に、どのようなスタンスで考えればいいのか?を述べているので、

具体的な起業のやり方、事業運営などを期待してる方には不向きです。

まとめ

コンセプトは理解できるんですが、参考になることが多くはなかったです。

複業時代と言われている今だと、1人経営も当たり前に思えることも多い。

私はサラリーマン中心の世界はなくなり、ほとんどが個人事業主・業務委託ベースでの仕事になると想定しており、早々に1人経営になると思っています。

あと、残念に感じたことは、やや後ろ向きさを感じてしまう記載が多いこと。

とにかく日本は右肩下がり、拡大はリスク、だから1人でやろうというのがベースです。

ディフェンシブに行こうってのは理解はできるんですが、その課題からどうやって抜け出し、道を開いていくかを感じ取れなかったです。

そのへんを聞きたかったところですね。

全ての本が心に突き刺さるわけではないので、さ、次の本を探そっと